株式会社プロテクス | 採用戦略・人材開発・エンゲージメント経営を支援するTake action

受賞企業WINNERS

エンゲージメント向上部門

株式会社プロテクス

会社概要

会社名:株式会社プロテクス
従業員数:401名
事業内容:工場内製造・物流・倉庫運営
企業URL:https://crprotex.co.jp/

株式会社プロテクス

表彰理由

本年度、エンゲージメント向上部門で受賞された株式会社プロテクス様のお取組みのすばらしいところは、以下の3点です。
第1は、サンクスギフトが普及し、エンゲージメントが向上したことにより、売上UP、さらには労働生産性がアップした点です。近年の人事管理では人事施策の導入や改善によるパフォーマンスへの直接の効果という「戦略的人的資源管理」が求められるようになってきました。プロテクス様の事例は、サンクスギフトの機能を効果的に使った好例といえます。

第2が、担当者の方の固定による会社全体の一体感の醸成や代表取締役の方の頻繁な投稿による経営理念の浸透等、様々な工夫をされることでエンゲージメントが向上したことです。会社全体の一体感や経営理念の浸透はエンゲージメントの向上に寄与する要因と考えられます。こうしたサンクスギフトの機能をうまく活用するご努力によってエンゲージメントが向上したといえます。

第3が、講習の実施やゲーム性を持たせたイベントを活発に実施されようとするなど、サンクスギフトの機能をより活用しようと考えておられる点です。従業員エンゲージメントは新しい工夫を重ねることでさらに高まると考えられます。人は同じことの繰り返しではどうしても飽きてしまうことがあるからです。その点、プロテクス様のお取組は長期的にサンクスギフトの機能を活用することを通したエンゲージメント向上策として高く評価されます。

受賞コメント

プロテクスの三並でございます。本日はこのような会を催していただき有難うございます。

弊社は、ユニ・チャーム様のペット部門の製造請負をするため、CRGホールディングス100%出資の元2015年に設立した会社です。現在では、社員は約40名、アルバイトは約400名が在籍する会社となりました。
事業内容はインハウスの製造請負を本業とし、派遣事業とOEM製造業で本業多角化戦略を推進しています。

サンクスギフト導入の経緯は、テイクアクション社の加藤専務に色々と相談を聞いていただいている中で、コインを使って感謝を伝えるサービスの御提案を受けた事がきっかけとなりました。

製造業なので、品質のインシデント、物損、人身事故等を未然に防ぐため、工場内では非常に細かいルールが決まっています。事故が起きないことが当たり前なので、ルールを守ることが普通になっているという特徴があります。一方、長く就業している人にとっては当たり前の日常業務でも、新しく入社した人からすると、ルールを把握し守るだけで手一杯というような状況がありました。新人はどうしても注意される事が多く、結果として離職率が高くなってしまうという課題を抱えていました。私としては、今後の事業拡大にあたり、必要な人材には長く就業していただきたいという思いがあり離職率の改善は必要不可欠でした。そこで感謝を伝えたり、褒めたりするコミュニケーションによる離職率改善施策は、会社が費用を掛けてでも作る必要があると考えていました。

隣の人が困っているのを助けた人に『ありがとう』と伝えたり、工場のごみを拾っている姿を見た時に『ありがとう』と伝えたりと、日常に溢れる当たり前と思われるような些細な『ありがとう』を先ずは管理職が見つけ感謝を伝え、それが現場で働くアルバイトや社員同士に波及し、工場内で日常的に発生する感謝の連鎖コミュニケーションは増やすことができる。注意ばかりのコミュニケーションによる離職率の悪化は解決が可能なのではないかと言うご提案を受け「サンクスギフト」の導入を決めました。

結果、アルバイト同士で賞賛し合うようなコミュニケーションが活発になり、離職率が約10%下がりました。離職率が下がったことで生産性も上がり、生産量が約3%、売上にして約6000万円UPすることもできました。一過性で終わらず今後も良いコミュニケーションを継続してもらいたいと思っております。

加えて、掲示板機能を使い『経営理念の浸透』、『生産性向上の意義』、『安全』で『正確』に『早く』、且つ『楽に』生産するため、週に1回、日常の何気ない出来事を引用しながらルールを守ることの意義等々を、私自らが発信するようにしています。

成田社長の牛角のお話にもすごく感銘を受けました。今後も成田社長のいらっしゃった牛角のような『ありがとう』が溢れる仲間意識の強い組織を作っていきたいと思っております。

この度は素晴らしい賞をいただき有難うございました。