こんにちは。TakeActionの長見です。

2022卒の採用活動は順調に進んでらっしゃいますでしょうか?

既に「この子いいな」と思う学生に出会えている企業の方もいらっしゃるかと思います。

 

いいなと思った方の選考が順調に進めば、学生へ「内定」をお伝えすることになりますが、「内定辞退」のリスクは出来るだけ避けたいところですよね。

 

今回は内定辞退のリスクを避けるために行うべき「内定者フォロー」について情報をお届け致します。

 

 

▼内定者フォローの重要性

厚生労働省の発表によると、2020年春卒の学生への内定取り消しは2019年春卒と比較すると約5倍にも膨れ上がっているそうです。

 

更に言うと、学生への自主的な辞退を促すなどの、いわゆる「サイレント内定取り消し」は上記調査にカウントされていないため、20卒の学生への内定取り消し状況はさらに深刻であると言われています。

 

この状況に一番危機感を覚えているのが、当事者である学生たちになります。

 

内定を獲得し、入社承諾を伝えた後でも安心できない状況に陥ってしまっているのが現状です。

そうした不安を抱えた学生は、入社承諾の意思を伝えた後も、別の企業の選考を受け続けている場合があり、承諾後の内定辞退のリスクはより高まっていると言えるでしょう。

 

上記のようなリスクを避けるためにも「内定者フォロー」を行い、内定者の強固な囲い込みを企業側は心掛ける必要があります。

 

 

▼学生の望む内定者フォローとは

学生が望んでいるのは、自分の不安要因を解消してくれる企業からのフォローです。

 

自分の欲しい情報から逸れたフォロー内容を貰ったとしても、会社への志望度が上がることも無ければ、欲しい情報を教えてくれない企業だと、逆に不安を煽ることに繋がります。

 

学生は主に下記の4つの思考に沿って企業の良し悪しを判断していることが多いです。

まずは自社の内定者が、どの項目に当てはまる情報を欲しがっているのか、学生との会話を重ね、下記に当て嵌めてみてください。

内定者フォロー・学生の思考

 

 

▼内定フォローを行う際のポイント

内定者フォローは、ただ、学生の欲しい情報を提供するだけではなく、下記に注意して行いましょう。

 

★学生の育成

つい見落としがちになってしまうポイントです。

ジョブ型雇用がノーマルになっていくかもしれない今、入社後の社会人としての立ち上がりスピードを高めることが内定者フォローの大きなポイントです。

仕事のスキルのみならず、会社の文化や価値観を浸透させるための教育もフォローの際に一緒に行いましょう。

 

★既存社員との交流

学生は、条件面や会社の現状など、ドライに企業を見定めている反面、説明会や選考を通しての社員との関わりや、お世話になった経験など感情的な判断面も持ち合わせています。

社風を伝えるためにも、より多くの社員と関わりを持たせつつ、メンターなど気軽に密にコミュニケーションを取れる社員を設定しましょう。

 

★定期的な連絡

学生の思考や状況はとくにこの時期変わる場合が多いです。

定期的に連絡を取り、学生の状況やどのような想いを持っているか、不安な点はなにかを最低月に1回程度は連絡を取り確認しましょう。

そうすることで、「自分のことを理解してくれている」という学生の感情的な判断面に訴求することもできます。一緒に働いていく社員として、相互理解のコミュニケーションを行うことが重要です。

 

 

▼最後に

いかがでしたでしょうか?

コロナウイルスの影響で、就職活動にも様々な影響が出ておりますが、まだまだ学生優位の売り手市場であることには変わりがありません。

 

欲しい人材の獲得には、学生へ寄り添う姿勢が重要になってきます。

内定者フォローを行っていた企業もそうでは無かった企業も、このタイミングで、自社のやり方を見直し、2022卒の採用がうまくいく術を見つけてみてください。

 

ご不明点等ありましたらぜひ、気軽に弊社まで。

貴社の採用成功へ導く術をお伝え致します。